NEWマシン導入!!レーザー加工機「trotec speedy 400」
「あ〜か〜いトラクタ〜〜 オレとおまえ〜のぉ〜」
古い歌をうたってしまいました。
トラクターでは無いのですが赤いマシンが来たのです。
赤色は信頼のしるし、
トロテック・レーザー社のレーザー加工機「Speedy 400」
です。2014年7月に設置され稼働開始していますので、
今回は新しくなったレーザー加工機の特徴をご紹介したいと思います。
機械が単に新しくなっただけではなく、
以前に比べバージョンアップしている点をご紹介しましょう。
まずは、加工できる材料が大きくなりました。
加工可能エリアは、970mm*570mmです。
前の機械が900mm*600mmなので少し大きくなりました。
さらに、パススルー機構もあり(前後の蓋が開く)、
3*6サイズやメーター板のセットも可能です。
ただし、加工範囲は前述の970mm*570mmに限られます。
さらに、出力も前の機械が75Wだったのに対し、この
speedy400は、120Wタイプにしました。
※speedy400には、40W出力タイプから最大120Wまで
数種のライナップがあります。
出力がアップすると、厚いものがカットできるようになりました。
今までは頑張って10mm、通常5mm程度で、
晩年はガスも無くなりかけ5mmも怪しい感じでしたが、
120W CO2レーザーは最大20mm厚のアクリルカットが可能
です。
20mmのアクリル在庫がなかったので
透明アクリル15mmを切ってみました。
カットしたアクリルの仕上りは、
設定が調整しきれていないので、小口に気泡が見られますが
、斜めになったり痩せたりせずにカットできました。
3tのアクリルなんか切ったらあっというまです。
世の中では当たり前かもしれませんが、
前の機械に比べるとビックリするくらい早く切れます。
どうです?早くないですか? 早くきれるからと言って
納期を激詰めするのはご勘弁下さい。
カットされたアクリルは、
まあ、こんな感じです。ミラーアクリルも切れます。
ミラーはレーザーが反射するので裏返しでカットします。
カットしたものは
裏返しで切ったことをわかりやすくするためにデータは反転しませんでした。
今までは、シート貼りしたアクリルのカットはお受けしていませんでした。
塩ビシートをレーザーカットすると塩素ガスが発生するので、
作業員の健康を害してしまうからです。
お風呂用洗剤を使用するときに換気して下さいっていうのと同じですね。
十分な換気をしないと発生したガスをオペレーターが吸ってしまうと
大変なことになってしまいます。
そこで、シート貼りしたアクリルもカットできるように換気装置の工事をしました。
脱臭・集じん機から屋外へ排気させます。
これでシート貼りしたアクリルもカットOK。
まあ、ここまでは普通の早くてパワーのあるレーザー加工機です。
今回のマシンにはさらなる新機能、
i-cutがついているのです。
弊社のマルチカットマシン(ルーター)にも搭載されているトンボ読み取り機能です。
アートリンクには、UVインクジェットもあるので
まずアクリルにUVインクジェットで直接プリントします。
プリントしたアクリルをレーザー加工機にセット。
黒丸をカメラで読み込み機械に認識させます。
セットが完了したらカットです。
カット終了です。養生を剥がすと・・・プリントされたデータに合わせてカットするのです。
今回の作品はたちです。
このレーザー加工機は、カットだけでなく彫刻も可能ですが
ネタの準備ができていないので彫刻に関しては
機会を改めてご紹介いたします。
また、レーザーカットに関しては加工をお受け出来る素材は
アクリルのみとさせていただいています。
金属や木材の加工はお受けできませんのでご了承下さい。
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