今回は貼って剥がせるガラス装飾フィルム。
「ゲルポリ」をご紹介いたします。
広告媒体としてのガラス面の有効活用は近年ではもう当たり前になっており、弊社もたくさんの実績がございます。
現在弊社でレギュラーで使用しておりますUV印刷用ガラスフィルムメディアは「飛散防止」の機能がついているものです。
しかし飛散防止フィルムは常設用としましては高機能なのですが、その半面糊が強くて剥がすのは容易ではありません。つまり短期間のイベント向きではないですね。
そこで今回ご紹介いたしますのは、のり面に吸着糊を使用したガラス装飾用メディア「ゲルポリ」です。
このメディアの基材はPET素材でオレフィン系の吸着糊を使用しており、貼った後でも糊残り無く簡単に剥せます。
この自己粘着糊はスマホ等の液晶保護フィルムに使われているものと同じです。とお伝えしたほうがわかりやすいですね。
実際にカットを入れて保護フィルムも作れます。
このフィルムにUV印刷も可能です。
今回はこんな絵柄を印刷してみました。
ゲルポリ自己粘着シートの貼り方
自己粘着なので簡単に貼れるシートですが、本当にキレイにプロの仕上げをご希望の際はきちんとした手順で施工する必要があります。
その施工方法をご紹介いたします。
まずは準備としてガラス面をキレイに掃除してください。
①霧吹きを使用してガラス面に水を吹きかけます。
※ゲルポリ施工時は洗剤は入れずに水のみを使用します。
②ゲルポリの離型紙フィルムを少しめくって準備。
③位置合わせをして離型紙フィルムを剥がした部分を軽く貼り付けます。
④静かにフィルムをめくっていって
⑤剥がし終わったらその離型紙フィルムを印刷面の上にくっつけます。
これ、フィルムに擦り傷がつかないためのコツですよ。
⑥スキージーで水を追い出すようにこすります。
フィルムの上からなので結構強くこすっても擦り傷は残りませんし、水もよく切れます。
※注意:フィルムが折れてしまわないようにご注意ください。
⑦貼り終わりましたら、表面の水をふき取って完成です。
施工直後は必ずのり面に水が残りますが1週間程度で自然に抜けて完全に密着しますのでご安心ください。
施工直後と一週間後
施工直後と一週間後の写真です。
透明度がとても高いのでわかりにくいですが電線のあたりを比べていただくと水泡が抜けてくっきり透明に仕上がっているのが見ていただけます。
貼る時のご注意点
世間では簡単施工の吸着糊ですが、何も考えずそのまま貼ってしまうと
気泡が残ったり、ごみがたくさん入ります。
また、気泡を追い出そうと直接擦っていると擦り傷だらけにもなり、仕上がりが悪くなってしまいます。
プロの仕上がりを求めるアートリンクといたしましてはこの「ゲルポリ」は水貼りを推奨いたします。