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エプソンTシャツ用プリンタ「SC-F2000」内覧会レビュー!!

みなさんこんにちは!!
一度更新すると、3ヶ月以上間が開く場合の多い「アリブロ」ですが、5月末からは、週一更新となってます。このペースはいつまでつづくでしょうか?
今回は、札幌のエプソン販売にて、Tシャツ用プリンタ「SC-F2000」の内覧会に行ってきましたので、このTシャツ用プリンタのレビューをしたいと思います。
オリジナルTシャツの製作方法としては、
(1) シルク印刷
(2) ラバーシート(熱転写)
(3)
 昇華転写
(4) ダイレクトプリント  等々の方法があるかと思います。小ロットの場合、ラバーシートだとプリント、カット、カス取り、転写と工程が煩雑の上、数量によってはラバーシートの歩留まりが悪くなるなどの問題もありますが、それらを解消するのがダイレクトプリントでしょう。
今回、紹介された機械は、下のガーメントプリンター。

機械の、スペック、特徴などはメーカーホームページ

http://www.epson.jp/products/maxart/garment/

を参照ください。

実際のプリント工程をご紹介します。
今回のデモ機は、C,M,Y,Kの4色に加え、ホワイトを搭載したモデルになります。
黒や紺などの濃色生地の場合、カラーインクのみだと生地の色を拾ってしまいイメージどおりの色が発色されないため、ホワイトインクで白打ちすることによって濃色の生地にもイメージどおりの表現をすることが可能です。
と、いうことで黒のTシャツへのプリント工程を撮影しました。
まず、前処理剤を塗布します。

前処理機にTシャツをセット。機械の中で前処理剤がTシャツに噴霧されます。霧吹きなどの噴霧器でもOKですが、適量が噴霧される点と周りに飛び散らないという点が噴霧器のメリットです。数量少ない場合は、ホームセンターなどで売っている塗装用のローラーでもOKです。

前処理剤が噴霧された状態です。白っぽくなっています。因みに前処理剤は白インクを定着させるためのものなので、白や淡色の生地で白インクを使用しない場合はこの工程は要りません。

前処理剤を乾燥させるために、プレス機で熱をかけます。

前処理されたTシャツをプリンタにセット。Tシャツをセットするプラテンは、S、M、Lと袖用があります。位置合わせをし、額をつけて固定します。

ヘッドの高さは、プラテン下のつまみで調整。高さ調整を誤ると画像がボケたりするので注意。

ここまでセットが終わると、プリント開始。

プリントするのは、左側のサンプル画像ですが、

先に上のような白版がプリントされます。

白ベースをプリント後、一旦プラテンが戻りカラーをプリントします。

白のプリントで約1分、カラーで約1分。プリント時間は合計2分程度です。

プリント後、インクを乾燥・定着させるため、プレス・加熱します。

出来上がりです。周囲の余分な前処理剤は、1回洗濯すると洗い流されます。
ベースの白は、1回プリント、2回プリントで濃度の設定が可能です。

左側が白ベース2回プリント、右側が白ベース1回プリントです。
ソフトウエアも至って簡単。難しい設定等は必要ありません。機械がなくても専用のユーティリティソフトはメーカーホームページからダウンロード可能。

ユーティリティソフトをダウンロードすると、設定項目も確認可能。画像の読み込みなどのプリント以外の操作は可能ですので、機械を見る前に色々操作してみるのも良いかと思います。

プリントするTシャツを淡色か濃色か選ぶ。
白、カラー等インクセットを選ぶ。
スピード、クオリティのモードを選ぶ。
ぐらいで大型インクジェットのRIPソフトに比べ設定項目は至ってシンプル。

製品の詳細についてのお問い合わせは弊社営業まで。
北海道地区以外の方は取扱い代理店をご紹介致します。


お問い合わせフォームアートリンクオフィシャルHP



番外・・・今回機械の説明員として来札したM氏。夜は牛とろライスを3杯平らげホテルへ帰っていきました。