今回のアートリンクメルマガは営業課の杉本が
担当させていただきます。
環境配慮型プリンター導入
昨今、SDGSの一環として様々な環境配慮型製品が発表されています。
エコマークを取得したパネルや、リサイクル可能メディアなど、基材の方に注目が集まりがちですが、今回は少し視点を変えて弊社が新たに導入した第4世代の新型ラテックスプリンターにスポットを当ててみたいと思います。
ラテックスプリンターとは?
ラテックスプリンターには樹脂ベースの水性インクが搭載されており、高温の熱をかけることによって瞬時にインクを硬化させることができます。プリントした成果物は乾燥した状態で排出されるため、二次加工へ移る際のタイムロスを大幅に削減でき、短納期物件にも対応しやすいです。
更に有機溶剤を含まない無臭インクはグリーンマークを取得しており、成果物のクオリティだけでなく、印刷している現場の環境改善にも貢献してくれます。
ラテックスプリンターのメリット
さて、ここからはラテックスプリンターでどのような付加価値を提供できるのか?について考えたいと思います。
私としては、近年引き合いが増えてきている「オリジナル壁紙プリント」と「装飾用の透明フィルム」に注目しています。
これまでのオリジナル壁紙は、溶剤プリンターで当たり前に印刷されていましたが、擦った時の色落ち、臭いなどの問題がありました。当然有機溶剤を含みますのでエコとか安全面にも疑問が残ります。
第4世代ラテックスプリンターにはオーバーコートインクが搭載されており、なんと表面の擦過性を向上させることができます。
服に擦れて色が移るなどといったリスクもないですし、ツンとした臭いもありません。
これは飲食店や幼稚園などオリジナル壁紙が採用されやすい案件では大きなメリットになるはずです。
クライアント様に安心して採用していただけるという観点からも強みがあると言えます。
改良された白インク
装飾用の透明フィルムに関しては白インクが搭載されたことにより、様々な表現が可能になりました。溶剤プリンターやUVプリンターとくらべてラテックスの第4世代ラテックスの白インクには柔軟性があり、黄変しないという特徴があります。
インクの柔軟性は曲面への施工が多い車両のラッピングなどでメリットがありますし、黄変しないのでより長くクオリティを保つことができます。