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路面標示(フロアーグラフィック)材 byリンテックサインシステム

アートリンク公式ブログです。気まぐれ不定期更新だったブログも2014年の5月以降はほぼ週一ペースで更新してきました。でも、そろそろネタ切れです。今回は隠しネタ、路面標示材です。フロアーマーキング(グラフィック)というと通常の糊付きメディアにフロア用のラミネートをかけて施工します。屋内の場合これでOKですが普通の材料だと、アスファルやタイル・ブロック、コンクリート等の粗面には施工できません。このような粗面への施工に最適なのが路面標示材です。路面標示というと思う浮かぶのは1社有名メーカーの製品ですが、リンテックサインシステムの製品をご紹介します。
その名も、「グラフィカル フロアマーキング用メディア&ラミネート」です。パッケージ名を付けないところにリンテックサインシステムの社風を感じます。実際のものはどんなものかというと、

アルミ基材のプリントメディアに特殊塩ビフィルムをかけて使用する製品です。

リンテックサインシステムのインクジェットメディアカタログ(グラフィカルvol.7)に掲載されている製品です。品番は、GIY-9105です。アルミ箔の表面にプリントできるようコーティグされたメディアで、特徴はコンクリートアスファルト、タイル等の凹凸面にも追従することです。しかも強粘着。ちょっとやそっとじゃ剥がれません。アルミメディアは他メーカーの製品もあり、使用したこともある方も多いのでは思います。

ラミネートもカタログ掲載製品です。品番は、GFL-0098。今回のvol.7から掲載された新製品です。基材は塩ビですが、厚みもあり柔らかく、アルミメディア同様に凹凸に追従する特徴があります。一般的なフロア用ラミネートが160ミクロンの製品が多いので、厚み200ミクロンはフロア用でも厚めの製品になると思います。使い方は、

です。3のプライマー処理ですが、推奨手順にはありますがリンテックでは路面標示用のプライマーがありません。3MのステイマークプライマーP-48をご用意下さい。
早速サンプルを作ったので、倉庫前の駐車場に貼ってみました。
手順通りまず清掃します。

ほうきで掃く写真です。必要なかったかもしれません。

メディアを貼り付けます。表面は白いですが、裏面はアルミの色です。黄色っぽいのは粘着材が塗られている為です。貼り付けます。

推奨手順では、プライマー処理の工程がありますがサンプルの250*500を1枚貼るのにプライマーを購入する予算がなかったので、今回プライマー処理の工程は省略しています。

スキージで貼りましたが、推奨手順ではこの後ゴムハンマーで叩いて圧着することになっています。ゴムハンマーも持っていないのでそのまま貼り付けしました。推奨手順を2工程省略しているので、剥がれてもメーカーにクレームは入れても取り合ってくれないでしょう。

貼るだけは、キレイに貼れました。

アスファルトの凹凸にフィットしているの分かりますでしょうか?ラミネートの正面エンボスパターンも梨地?ではなく、格子状のパターンです。倉庫前の搬入車両が駐車するスペースに貼りました。

2週間経過しました。

路面標示用の製品ですが、車が頻回に通るような場所では耐久性は著しく落ちるようです。

シートの上でハンドルを切ったりするとさすがに痛みます。白ベタの黒い箇所は擦り切れてアスファルトが出ているのではなく汚れです。

フロアグラフィックは、人通りの多い場所では当然のように劣化も早まります。ほとんど人が通らないような場所でしたらそうそう傷まないでしょうが、駅やショピングセンターの入口付近など毎日たくさんの人が踏みつけるとそれだけシートの寿命は短くなります。路面標示、フロア用製品に長期用と表記されないのはこれらの理由の為です。
今回は、トラックなども通るところに貼りましたが、車が通らなければ2週間たってももっときれいな状態だったかも知れません。

製品とは別のアピールポイントがひとつ。写真のサンプルは角Rにしています。これは手切りではなくマシンでカットしました。アルミ基材は硬く、ラミネートも厚みがあるため通常のカッティングプロッタでカットすることは不可能です。
アートリンクならロゴやキャラクターの形状でカットされた路面標示用ステッカーを製作することも可能です。

その後の検証結果




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