ドット糊シールを実際に貼ってみました!<施工編>
誰でも貼れるドット糊シールの施工方法を簡単にまとめた<施工編>をどうぞご覧ください。
印刷サンプルを用意
まずはサンプルを用意しました。
再剥離のりの場合、分割の継ぎ目がうまく貼りつくのか心配でしたのであえて2分割にしてみます。
重なりは(5mm+5mm)の10mm重ねです。
表面保護のラミネートは下地の基材と収縮率が違うので施工後に剥がれる可能性が高いですからあえてかけません。印刷はインクの擦過性(こすっても傷がつきにくい)が非常に高いラテックスプリンターで行います。これならラミネートは必要ないですね。もちろんこのメディアは溶剤プリンターでも印刷可能ですよ。
ステップ1 貼る場所のサイズを測る
今回はエアーの抜けを検証するためにエアーが入りやすい窓ガラスに施工してみることにします。
窓面のワイドは1660mmでした。
コーキング部分を逃がす為に印刷物はW1650mmで作成センターで2分割します。この後窓の掃除をして余分な油分やほこりを取り除きました。
ステップ2 水平位置を決める
正確な位置決めは美しく施工するためには必須です。
貼る位置を決めスケールで測りながらマスキングテープを数か所に貼り付けて基準となる水平ラインの目安を作ります。
ステップ3 実際に印刷物をあてて貼る場所を決める
水平位置が決まったら実際に印刷をあててマスキングテープで仮止めします
※全て貼ってしまってから位置を直すのは大変な作業です。必ず貼る前にしっかり位置決めを行いましょう。
ステップ4 離型紙をめくる
先に貼る側を一旦外して離型紙を3~4cm程めくり折り目をつけておきます。折り目はなるべくまっすぐにキッチリつけておくと貼りやすいですよ。
ステップ5 位置を合わせて貼り始める
先ほどめくった部分を貼り付けます。
このメディアの場合エアーが非常に抜けやすいので余計な道具は使用せず「素手」で貼ってしまいましょう。
位置をもう一度合わせたら裏側にある離型紙の折り目付近から上に向かって空気を逃がすように貼ります。
※この時印刷物がずれて曲がって貼ってしまわないように注意してください。
ステップ6 貼る物以外の印刷物を一旦外す
今貼っているもの以外の物が近くについていると意外と作業を妨げてしまいますので、これから貼るもの以外の印刷物を全て外してしまいます。
ステップ7 心を決めて貼る
ここまで来たらもう貼るしかないのです。失敗とかちょっとしたゴミとか余計なことは考えずとにかく貼りましょう。
このシールの場合離型紙を10cm程度はがしたら中央から外に向かって写真のように丁寧に空気を押し出すとうまくいきます。
10cm分貼り終わったら次の10cm分の離型紙を剥がして同じように貼り進みます。
貼っている途中にメディアが波打ってくることがあります。
そうなるとしわになりやすくなりますので
その場合は
離型紙の折り目より下の部分を壁面に押し付け、更に下に引っ張りながら貼りましょう。
最後まで気を抜かずに。引っ張りながら貼りましょう。この部分ってわりと失敗しやすいんですよ。
このメディアはエアーが非常に抜けやすいですね。残った空気も後から簡単に抜くことが出来ました。
ステップ9 完成!
思った以上に簡単でした!
しかし初めて貼る人は位置合わせで苦戦するかも知れませんがメディアのコシが思ったより強いのでしわや空気が入りにくいし、もし入っても簡単に抜くことが出来るのでやり直せばいいですね。
キチンと手順さえ守れば大きめの印刷も素人の方が簡単に貼ることができるシートですね。
しかも素手で。
糊もしっかりくっついているし、発色も良い。
このメディアは優秀ですよ!
それでは施工後検証といきますか。
<検証編>に続きます