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オリジナルガラスフィルム作ってみた。

白い水玉のグラデーションがかかった既成品のガラスフィルムがありますが、
グラデーションの幅や長さが気に入らなかったりすることはないでしょうか?
上の写真は波状にグラデーションを作って実際にプリントして貼ってみました。
この工程をレビューしたいと思います。

まず、水玉模様のデータを作るところから始まります。

インターネットで「イラストレータ」、「ドットグラデーション」等で検索すると
いろいろデータ作成方法のTipsが出てきます。これを参考にしてみました。
今回は波型でグラデーションをかけたいので波型の図形をまず作ります。

黒から白になるグラデーションを作りたいので黒い波線と白い波線を
作りました。白い線が見難いので背景を水色にしました。
これをブレンドという機能でグラデーションにします。

間隔をステップ数で設定。ステップ数はブレンドかけたときに隙間が
出来ないような数で設置します。今回は「150」がいい感じでした。
ブレンドかけます。

こんな感じです。拡大してみます。

拡大しても滑らかなグラデーションになるようにします。
このグラデーションを水玉(ドット)に変換します。

イラストレータのメニューで、効果>ピクセレート>カラーハーフトーン
効果をかけます。

最大半径は、グラデーションのいちばん濃い部分のドットの大きさです。
ハーフトーンスクリーンの角度は、チャンネル1〜4まで全て45にします。
バラバラの数値にすると、CMYKのドットに分版されてしまいます。
最大半径は何パターンか試していい感じの設定をみつけます。
効果をかけると、

こんな感じです。図形の下に黒ベタを配置し、背景の水色は消去しました。
拡大すると、

こんな感じです。イラストレータで作りましたが効果をかけると
ラスタライズされビットマップデータに変換されてしまうので
原寸かさらに大きく作った方が最終製品のクオリティが上がります。

このように作ったデータを透明ガラスフィルム(プリント用)に出力します。
実際には、イメージが反転され黒い部分が白インクでプリントされます。

貼ってみます。


もっとグラデーション部分の幅を広くした方がカッコ良かったかな〜と思いました。
椅子に座って腰より下を隠すなら下部の白ベタも高さがもっとあった方が
良かったかも知れません。
このように状況に応じて寸法やデザインをオーダーできるのが
オリジナルガラスフィルムの良いところです。

店舗や公共施設など1つ1つ違う周囲環境に合わせたガラス装飾は
いかがでしょうか?


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