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新機種!!ミマキ JV300。 待ちに待ったJV33後継機種。

どうも。アートリンク斎藤です。
先日のエプソンTシャツに続き、今回もインクジェットプリンタの新機種紹介です。ミマキエンジニアリングから溶剤インクジェットプリンタの新機種が発売されました。メーカーの札幌営業所にて開催された内覧会に行ってきましたので簡単ですが新機種の紹介をしたいと思います。
2007年にJV33が発売され、7年が経過し新機種の登場を心待ちにされいた方も多かったことと思います。満を持して登場したニューマシンの名は「JV300」です。

外観

メーカーショールームに展示されている実機です。JV33と同じじゃない?と思った方、同じではありません。操作パネルの液晶がカラーになりました。

かつ、ボタン部分LEDで発光し、顔みたいです。

操作パネル2

ウインクしてます。さらに、インクカートリッジのインジケータがブルーに発光しなんかカッコいいです。

カートリッジ差し口

それだけ?と思った人。違います。見た目異常に中味がパワーアップしています。
パワーアップその1
JV33に比べ、格段にスピードが早くなりました。JV33はヘッド1つでしたが、JV300にはヘッドが2つ搭載されています。2つのヘッドをスタガ配置といってズラして配置することでヘッド1往復で印刷できる面積が広くなり、作画スピードが大幅に向上しました。


メーカーのデータではインクセットがCMYKの4色の場合、塩ビモードで13.4平米/時(1300巾)です。1300巾のメディアいっぱいに印刷すると1時間で10mぐらい印刷可能です。

JV33では、同じ4色機だと実動で5.4m/時なので、50%以上スピードアップしたことになります。さらに、JV300の8色機、6色機では、

同じ標示モードで、9.1平米ですので、メディアの巾いっぱいに作画して7mぐらいです。JV33の4色機よりも作画スピードは早いのです。ちなみに、8色機/6色機といいましたが、

JV300は溶剤インクで使用する場合、生産性/スピード重視C,M,Y,Kの4色インクセット。高彩度/発色・画質重視C,M,Y,K,Lc,Lm,ライトブラック,オレンジの8色インクセット。ホワイトも使いたい時はC,M,Y,K,Lc,Lm+ホワイトのカラー6色インクセットから選択が可能です。
パワーアップその2
画質が向上しています。JV300の大きな特徴は、他メーカーにない8色インクセットです。

オレンジインクを搭載することで、今までどうしても沈みがちだったオレンジ系の再現域があがりました。さらにライトブラックインクは、

JV33では、赤っぽくなっていたグレーの赤みが取れ色転びが無くなり、薄い階調でも粒状感がなくなり滑らかな白黒画像が印刷可能です。
印刷機構としては、インクドットサイズが増え、最大サイズも大きくなったため高速印字で高濃度・高画質での印字が可能です。

従来より大きいドットを使用することで濃度が上がり、白の濃度も上がり隠蔽性がUPしました。

さらに、JV300からの新機能、MAPS3。作画時にパスをグラデーション調でプリントするのでバンディング(横シマ)が軽減されます。

パワーアップその3
メンテナンス性も向上。ワイパーが定期的に洗浄されるのでヘッドまわりの汚れが軽減されます。

RIPも新しくなり、機能・操作性が向上しています。

他にも改善点は沢山。作画スピードアップに伴い乾燥性能を上げるために乾燥ヒーターが大きくなっています。

左がJV300。右がJV33です。ヒーターで電気容量が増えたためAC100V電源が2系統必要になりました。

メディアセット時に女性のオペレータでも50m巻の重たいメディアがセットしやすいようにメディアスタンドが付属されています。

巻き取り装置もパワーアップ。最大40kg直径250mmのメディアが巻取り可能になりました。

何よりも実物でご確認ください。ミマキエンジニアリング札幌営業所にて展示していますのでデモをご希望の方は弊社営業までお申し付け下さい。札幌以外の方もご紹介して行きたいと思っていますので乞うご期待!!



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